2008年12月にオープンしたイスラム芸術ミュージアムはカタールが世界に誇る、アラブ芸術・イスラム美術の殿堂だ。 ルーブル美術館のガラスのピラミッドをデザインした建築家、IM Peiが手がけたエレガントな白い建物は、青い海の上に浮かんで建っている。
内部デザインはモダンで、海に広がる吹き抜けのスクリーンのような窓から明るい光がエントランスホールに溢れる。 コレクションは、7世紀から19世紀のイスラム芸術の数々で、時代ごとに部屋から部屋に展示され、順を追ってイスラムの歴史を紐解くようだ。
豪華絢爛な絨毯、貴金属、装飾品、セラミック、様珍しいコーラン、美しいコーランの写本、ペルシャや中国の器や絵画、アフリカ大陸の象牙装飾品など、どれも目を見張る展示品が集まっている。そして、それら展示品にみるスペイン、エジプト、シリア、イラク、トルコ、イラン、インドそして中央アジアに渡る広大なイスラム文化圏に驚かされる。建物は5階建で、200席のホール、ギフトショップ、レストラン、カフェの他、保存研究所がある。
また別館にリサーチ・ライブラリーと研修室があり、研究者や学生など多くの人に利用されている。2009年11月には、中東地域最大の映画祭が初めて行われる場所でもある。









