カタールの教育と医療

カタール基金・エデュケーションシティ

1995年にカタール政府は、豊かだが有限である天然資源を、人材という永続的資源に換えてゆくことを必須事項と考え、その母体としてカタール基金を設立した。

カタール基金は、カタールの文化や資源を守り発展させていくために、教育・科学研究・コミュニティ開発を三本の柱とし、人と社会を豊かにする知識を生み出し、共有していける社会を築くことを目指している。

このカタール基金の中心プロジェクトが、エデュケーション・シティであり、1,000ヘクタールのキャンパスには未来建築の最先端を行く世界トップクラスの建築家による建物が並ぶ。

マスタープランを描いたのは日本の建築家、磯崎新氏。現在もまだ建設途中で2010年完成を目指している。6つの大学(カーネギーメロン大学、ジョージタウン大学、テキサスA&M大学、ノース・ウエスタン大学、バージニア・コモンウェルス大学、ウェイルコーネル医科大学)、中央図書館、研修センター、国際会議施設、学生センター、国立資料センター、数々の研究センターなど、建築中のものも含め、“カタールの頭脳”ともいえる都市である。

カタール基金・エデュケーションシティ

カタール大学

1973年設立のカタール大学は国立高等教育・研究機関である。現在は7つのカレッジ(教育・文化科学・イスラム法とイスラム教研究・エンジニアリング・法律・薬学・経済ビジネス)を含む総合大学として、8平方キロメートルの敷地に伝統的イスラム建造物をイメージした近代的な白いキャンパスがそびえている。 現在8,000人、85の国籍の学生が勉学に励む。授与学位は修了学部(カレッジ)で各種あり、その他にも資格授与プログラムがある。留学生は年間約25,000QRの学費となっている。

高等教育

カタール政府は21世紀をリードする人材育成のため、またアラブ諸国の教育・研究の拠点となることを目指し、教育環境の整備と最高のカリキュラム・プログラム作りを急ピッチで進めている。 近年特に、大学・大学院を含む高等教育機関、研究機関の充実を図り、その一環として海外から一流の大学を誘致し、また国立大学であるカタール大学における大学改造などを行っている。

小・中・高等学校

ドーハには現在、小学校、中学校、高等学校の公立、私立があり、アラビック校、インターナショナル校を合わせると400以上ある。近年の急激な人口増加に既存の学校数が足らないため、新たな学校が次々にオープンしている。日本人学校は2009年4月に新設された。

保育園・幼稚園

小中高等学校に併設されている所もあるが、その他にも多くの小中規模の保育園、幼稚園がある。 開園時間、夏冬の長期休暇の対応は色々。 言語は、英語・フランス語・アラビア語などで、日本人学校付属幼稚園設立なども計画中である。

医療

1979年首長により設立されたハマド・メディカル・コーポレーションは、ハマド・ジェネラル・ホスピタル、ルメイラ・ホスピタル、ウーマンズ・ホスピタル、そして精神科・プライマリーヘルスケアセンターの4つの病院から成り立っている。 最高の近代医療を国籍を問わず全ての人に提供していくことをめざし運営されている。

病院

病院は、政府系総合病院、政府系ヘルスケアセンター、救急小児科センター、私立病院、私立クリニック、私立歯科・眼科など専門医院がある。政府系の病院はカタール人は無料。外国人は有料だが負担は少ない。私立病院は有料。医療保険制度は現在プライベートセクターで整備が始まったところである。

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